「Faint Aroma and Essential Aroma」について
近年、”アロマ商品”の市場は、増加の一途をたどり新型コロナによる経済の混乱の最中でも、世界市場は高い成長率で推移することが予想されています。実際、私たちの身の回りには”アロマ”を謳った商品があふれるようになってきました。アロマ商品のかおり付けは、いわゆる”香料”によるものですが、香料の素材は天然由来のものから化学合成まで、用途も化粧品、ヘルスケアから加工食品にまで多岐にわたります。アロマ商品の急速な普及により、今まで”香り”や”におい”について知識がなかった方が、”香り”や”におい”の品質管理に携わるケースが増えてきています。化粧品やフレグランス、トイレタリー、洗剤、菓子食品類に使用される香りを調合する人は「フレーバリスト」と呼ばれ化学や薬学系の大学、調香をあつかう専門学校で学んだ後、香料会社や化粧品メーカー、食品会社などに就職し、就職先で経験を積むことによってスキルアップすることが一般的となっており、初学者にとって敷居の高い世界です。
一方、”においを嗅ぎわける能力”は、人間に本来備わった能力であり専門的な知識や経験がなくても簡単なトレーニングを行うことで養うことが可能です。そのためには、”かおり”の特徴や”かおりを感じるメカニズム”を知り、適切な教材でトレーニングを行うことが重要であると考えました。
そこで弊社は、埼玉大学 長谷川登志夫先生ならびに沖縄工業高等専門学校 藏屋英介先生に監修を頂き、「かおりの特徴を捉える脳の育成」の実践教材として官能評価トレーニングキット「Faint Aroma and Essential Aroma」を開発しました。”Faint Aroma”とは、”かすかなかおり”という意味で、本教材の評価液は、低濃度ながらも評価を行うことで特徴の違いを感じ取れる濃度に仕上げています。さらに極低濃度の評価液で繰り返しトレーニングすることで、”におい嗅ぎ感度の底上げ”、”分析する脳の育成”、”かおりの特徴を捉える脳の育成”を実践できる教材となっています。また、におい成分の僅かな分子構造の違いでかおりの特徴が大きく異なることを体験できる”Essential Aroma”評価液も2セットあり、評価液を嗅ぎながら楽しく学べる教材です。
実践教材を活用したオンデマンド講座